最も何も考えずに生まれた男。
構想時間1時間ちょっと、細部の練り込み三十分。
初日と二日目の登録数を見て、星空のPCが少ないと思い、
じゃあ金曜日までに七星論の天王星が埋まらなかったら入れよう。
そう思って即席で考えただけのやつです。メモすらせずに。
それゆえに名簿の書き忘れやミスが多くて追加や書き直しも数回…
やはりどんなことでもメモしておくことは必要だなと思いました。
コンセプトとしてはとてつもなく単純。
「宇宙服パワードスーツの科学者」がやりたかっただけ。
そこからの肉付けとして、
スパロボのギリアムが好きだから「call ○○!!」って呼ぶことにしよう。
機体名はSTRANGE JOURNEYだとメガテン過ぎるからENDLESSにしよう。
多分黒人キャラは誰も作らないから黒人にしよう。
インパクト重視で間に=が入る名前にしよう。
設定アクセントとして元魔人区ってことにしよう。
星空学園はオープンな雰囲気っぽいし研究成果も全部オープンにしよう。
とりあえずハッタリ効かせるために凄いエンジン積んでおこう。
という感じに思いつくまま乗せていったら出来ていたやつです。
個人的にはもう少し目立たせてやりたかったのですが時間がなく、それと…
そう、他の九天区PC二人が濃すぎて…ただでさえ少ない時間が割けなく…
そんな不遇なやつでもありました。多分雅稔に似ている。虫に飲まれてたし。
まあ、それだけだとなんですから一応設定したこととして、
ダーンというのはヨーロッパ古代の地母神ダーナに通じる名前です。
ダーナはドナウ河など多くの地名にその名を残していて、
ディアナなど様々な女神などの語源ともなった、古い古い地母神。
ジャンはそれを祭祀していた家系の末裔で、大地の霊的な存在と交信出来ます。
ただ、家系としての伝承は遥か昔に失われていて誰も知りません。
それ以外に色々できたはずの家系の力は、祭祀の方法とかと共に失われました。
故に、本人もその力に気付いていませんし、気付いたとしても意味がありません。
宇宙以外に興味が無く、地球由来の精霊と会話できても役に立たないからです。
はい、単なる趣味です。趣味だけの設定ですごめんなさい。
まあ、それよりも何よりもジャンが不遇であるところは、
6060にするはずだったパラメータが6006になってた
ということに桜川君とぶつかるまで気付かなかったことなんですけどね…。
そんな色々と不遇な彼の個別バトル雑感。
VS桜川哲大
あれ?ジャンHPおかしくね!?という個人的な混乱から始まったバトル。
急遽、文月ちゃんやってる時の方法論で戦うことになりました。
そんな個人的なことはさておき、お相手してくれたのは桜川君。
実にスポーツマンで、とても蒼天らしい少年。見てて爽やかな気持ちになります。
言動も爽やかで、こちら側の夢に食いついてくれたり、機体に驚いてくれたり。
まあ芝は生えているわけですが!
星空生徒の空気が全体的に爽やか清涼剤なこととなっていて、
応援に来てくれた仲間二人も華やかで爽やか、実に爽快な雰囲気でありました。
あ、続々とやってくる芝刈り応援の天丼に腹筋が辛くなったりもしました。
戦闘ロールも、そんな爽やかな空気のまま、スポーツマンVSパワードスーツ。
皆川漫画だったら間違いなくパワードスーツが敗れる組み合わせです。
それを覆してやろうと、慣れた必殺ぶっぱプレイに走った結果、
以前文月ちゃんが桜川君と戦った時とほぼ同じ形で勝利。
学炎三国志においては、よくわからないものを着込んだキャラは割と強い。
それが証明されることとなったわけですね。(迫真)
VS葛城玉兎
二戦目、お互い昼食してたところからの戦い。
イベントに参加する度に、PL単位でお世話になっている気がします。
中でも今回の交流戦では特にお世話になった、そのうちの一戦。
いつも健康的でスポーティ、それでいて女の子としての色気もしっかりある。
魅力的で可愛らしい玉兎さんに対して変人科学者なジャンでしたが、
存外話が合い気味だったのが意外だったりもしました。
そして、爽やかスポーツ少女相手で今回も爽やかになりそう、
ジャンは中々運がいいなと思っていたら自分がやらかしました。(沈痛。)
戦闘ロール。いやあ、教室破壊しちゃいましたね……。
重力操作で地面に屈しそうになったら、エンジン全開で飛び上がる。
なんか条件反射でそれをやっちゃって……ごめんね木蓮君と浮島さん。
でも次に来た二人が元気に使ってたからそこまで壊れてないはず!(自己弁護)
そしてもう一つ、前の桜川君に対してもそうなんですが、
パワードスーツなんてやりにくい相手に対して合せてくださって感謝…!
戦闘そのものは、覚悟完了でダメージ削られつつ、
こっちもなんとか削って避けて、もう一撃当てられた。
ギリギリの試合を制せたことに、ガッツポーズでありました。
番外:VS西之宮みのり(レベル1)
交流戦終了後、みのりさんが調整の相手を空き地で募集されていたので、
よし!せめてもう一回くらい出番欲しいよなジャン!
と、中の人の意気込みと共に出現。墜落。手合わせと相成りました。
当初より設定していた、衝撃耐性は高いが斬撃耐性は想定していない、
という弱点を即座に看破して突いてきたその戦闘感覚に脱帽。
思考と言動と戦闘が直結しているその様はまさに
たーみのりねーたー戦士の風格。
いやほんと、晒した弱点っぽいとこ全部突いてくる様はお見事でした。
次、彼女と戦うことになれば相当の改良をしていないと負ける……!
というのは、ジャン本人が手合わせで得た感想。
その他
せめて星空の面子で和気藹々してるところに一度くらい出してやるべきだったか。
そう思ったのはだいたい全部終わってからでありました。
ですが、数少ない絡みでは、それなりに仲良さそうな空気を出してくださって、
星空学園の他PC様には感謝の念が絶えません。
ジャンはこのまま研究を重ね、いつか宇宙へ旅立つのでしょう。
その時は、他の多くの仲間も一緒だといいなと思います。
プロフィール文章
『名前』
ジャン=ジャック・ダーン
『外見』
ドレッドヘアーの黒人男性。身長168cm体重53kgと人種にしては小柄。
細身の体に眼鏡、制服の時も私服の時も上から白衣を羽織っている。
中身を知らなければ、一見して知的な印象を受けるだろうか。
もっとも、その白衣は機械油のシミだらけなわけだが。
『中身』
宇宙馬鹿にしてロケット馬鹿。頭が良くて行動力のある最も厄介な馬鹿である。
思考と行動のリソースはほぼすべて宇宙開発とロケット開発に向けられている。
人類みんなが気軽に宇宙に出られる世界を実現するのが目標。
そのために、日々仲間たちと研究と開発を重ねている。
単独で宇宙飛行可能なロケット内蔵宇宙服の完成、量産を夢見て。
『背景設定』
アフリカ系イギリス人。飛び級によって13歳で修士号を取った後、日本留学。
かつてはAKIHABARA Electrical Gadget and Infomation Schoolの生徒だった。
異能者ではないが、そこそこ優秀な生徒として、そこそこの研究をしていた。
しかし、二年前、十一月に行われたある実験の失敗に巻き込まれ、運命を変える。
Z-LABO【INFINITY UNIVERSE】にたった一人、一週間取り残されたのだ。
一週間後、救出されたジャン=ジャックは、「何か」を見てこう語った。
「ああ、僕は、本物の宇宙を自由に泳ぎたい。大勢で一緒に!」
彼が学園都市【星空】星空研究学園専門学校へ転校したのは、その三日後のことだ。
『未だ夢の途上にある開発物』
「宇宙探索用パワードスーツ endless journey ver.23」
単独での宇宙探索を可能とするための強化宇宙服、その試作23号にして最新型。
全長は3メートルほどで、総重量は400㎏超。軽量化が現在の課題の一つ。
-270℃の低温と1000℃の高温に耐え、様々な有害物質を遮断する装甲。
それらの状況下においても、内部を人体に問題ない環境に保つ保護システム。
秒速10キロの速度で直径30センチの物体が直撃しても揺るがない耐衝撃性。
そして単独での大気圏脱出を可能とする後述の大出力ロケットエンジンを搭載している。
安全性、耐用年数、大気圏突入時の問題などまだ課題は多いが、着実に夢へ歩む。
とりあえず、現状最大の課題は、宇宙空間での食物補給にある。
このパワードスーツのサポートのための宇宙ステーションの開発も企画中。
過去二回参加した天陣戦においては、その当時の最新型を着込み、特攻。
見事に玉砕して空の星になるという見せ場を得ている。
今回の交流戦においても、チームの意気込みは高い。
『夢の核となる大いなる発明』
「外燃式及び内燃式星空機関(コズミックロケットエンジン)」
空間に満ちたエーテルを媒介としてフォトンを固定化、物質化する技術。
その光物質よりエネルギー取り出す技術を組み合わせて完成した超技術エンジン。
ニュートン力学とガリレイ変換の発展形、かつてアインシュタインが秘した技術。
マクスウェルは電磁力にてこれを否定、隠匿したなどと陰謀論にて語られることもある。
なれど、現代にそれは完成し、ここに結晶した。
循環構造により取り込んだエーテルとフォトンを燃料とするため、半永久的に動く。
定義上、厳密にはロケットエンジンではないかもしれないが、ロマンで称する。
なお、マクスウェルの悪魔を打倒できなかったが故、完全永久機関ではない。
『理念により』
以上の技術はすべて公開されている。世界中の誰もがアクセスできるHPに載っている。
それは、すべての人が宇宙に到達できる日を目指す理念からくる当然の行動である。
これで他の研究機関が自分たちより発展したものを作ってくれるならむしろ喜ばしい。
『合言葉』
「一人の馬鹿の妄想は、どんな力があったって妄想に過ぎない
けれど、大勢の馬鹿の妄想は、いつかきっと現実になる。」
『七星論』
【天王星】を名乗る。
天の王、その大袈裟な名を名乗り、空に燦然と輝こうとする。
いつか、その後に続くだろう多くの人々の先駆けとして。
交流戦が終了したので、研究チームの一年生に引き継いだ。